探偵トラブルの依頼は、弁護士か消費者センターに
悪徳探偵社に騙され、そのトラブル解決を他の探偵社に依頼したら、トラブルが解決しないどころか二重に騙されてしまった。
……まるで冗談のようにも聞こえますが、こういった悪徳探偵社による二次被害も、現実には少なからず起こっています。
探偵社の中には、特定の探偵グループに所属したり、横のつながりを持っていたりするところもあります。
それ自体は必ずしも悪いことではありませんが、公開されている「協会」などの単位とは必ずしも一致せず、なかなか外部からは分かりにくいのが困った点です。
そのため、たとえばA社によるトラブルの解決をB社に依頼すると、A社・B社がともに「横のつながり」を持っていた場合、さらに被害を拡大させる危険があります。
また、もしB社がA社と無関係であっても、B社のモラルが高くなければ二次被害のリスクは高まります。
自身も悪徳探偵社であるB社から見れば、探偵トラブルの解決を依頼してきた人は「探偵社に騙されることが証明されており、しかもトラブル解決のために焦っている」絶好の獲物といえます。
ただでさえ示談屋・事件屋まがいの自称探偵がマスコミに報じられる現代です。いずれの場合にしても、探偵社によるトラブルの解決を探偵に依頼してしまうのは決してお勧めできません。
また、探偵社自身がやっている
「探偵トラブルを解決します!」
といったところにも同様のリスクはつきまといますので、せいぜい相談にとどめておくのが賢明かと思います(当社の場合は探偵トラブルのデータ集積と相談だけを行なっており、興信所や探偵のトラブル解決の依頼は受けておりません)。
もしも不幸にして探偵社に騙されてしまったら、最もお勧めできるのは法律家(弁護士)や消費者センターに相談してみることです。
もちろん弁護士の先生方にも得意・不得意な分野はありますし、ご依頼者との相性もあるかと思いますが、民事・消費者問題に強い専門家が味方になれば、悪徳探偵とのトラブル解決もぐっと前進します。
さて、ここでは探偵トラブルの依頼先について解説しましたが、言うまでもなくトラブルに遭わないことが何よりも大切です。
※上記の記事は、Akai探偵事務所によって書かれています。