興信所と専門業者、どちらに盗聴調査を依頼するか迷うかと思います。
どちらに盗聴調査を依頼するか迷ったとき、それぞれの盗聴調査の違いを調べると思いますが、興信所と専門業者で調査の内容、料金に大きな違いはありません。
ただし、調査内容と料金に違いはなくても、盗聴調査で使う機材には違いがあります。
この盗聴調査で使う機材の違いは、興信所と専門業者の違いというより、盗聴調査を行う全ての業者に共通する違いです。
各業者で、保有する機材に違いがあります。
例えば、当社が保有するスペクトラムアナライザは、盗聴調査で高い効果を発揮しますが、スペクトラムアナライザを保有する盗聴発見業者は当社以外で数社確認されているだけです。
なかにはトランシーバー型の盗聴発見器を使った調査しかしない業者もあったりと、業者ごとに使用する調査機材が違います。
同じ調査料金でも、高性能な機材を保有している業者と、そうでない業者で、調査結果に違いがでます。
そして、この違いは、発見できる盗聴器の種類や数にも影響します。
盗聴で、もっとも多く使われる盗聴器は、アナログ式盗聴器です。そのため、興信所や専門業者はこのアナログ式盗聴器に対応した盗聴器発見器を用意しています。
しかし、盗聴の現場ではアナログ式盗聴器以外の盗聴器がまったく使われていないわけではありません。
リモコン式盗聴器やスクランブル盗聴器など、特殊なステルス盗聴器が使用される事例もあります。これらの盗聴器を発見するためには、それに対応する特殊な盗聴器発見が必要で、アナログ式盗聴器だけに対応したトランシーバー型の盗聴器発見器では発見することが困難です。
そのため、特殊な盗聴器を使った盗聴を疑っている方は、興信所や専門業者がどのような調査機材を保有しているか、その業者が盗聴調査で対応できる盗聴器の種類について調べておく必要があります。
また、業者によって、盗撮調査や電磁波調査を行っているところもあります。
盗撮調査や電磁波調査では、盗聴調査とは違う機材が必要になり、それらの調査に使う機材について確認が必要でしょう。
最近は、盗撮に流用できる小型カメラがネットを通して安価で売られ、誰でも手に入れ易くなっている所為か、盗撮の被害が増えています。
そのため、盗聴調査を依頼するなら、ついでに盗撮調査や電磁波調査を依頼して、盗撮などの脅威を減らすことで、日常生活を安心して過ごすことができると思います。
興信所と専門業者が、何ができて、何ができないのか、盗聴調査で使う機材によって判断することができます。盗聴調査を依頼する前に、どんな調査機材を持っているのか、実際に機材を見せてもらうなどして確かめてみてはいかがでしょうか。