人探し調査の料金相場はいくらなのか?
探偵事務所に人探し調査を依頼する人は、家出した家族を探したい、連絡が取れない昔の友人を探したい、と様々な理由で人探し調査を依頼されます。
この人探し調査の料金相場は、およそ10万円〜100万円です。
この料金相場を見て、「最小と最高の差が90万円もあるのは何故?」と疑問を感じたと思います。
それをご説明するためにも、人探し調査の料金について少し詳しくご紹介したいと思います。
人探し調査の料金はどうやって決まる?
人探し調査の料金がどのようにして決まるのか、各社に若干の違いはありますが、およそ5つのポイントで料金が計算されています。- 調査日数(総調査時間)
- 調査員の人数
- 出張費
- 出張費以外のその他の諸経費
- 人探し調査の難易度
1と2のポイントは、人探し調査以外の調査でも「行動調査費用」として発生する料金です。
調査日数が長く、調査員の人数が多くなれば、ここに掛かる費用は大きくなります。
また、3と4については、探している人物が遠方で生活していた場合、その場所に調査員を派遣して相手の確認を行うために必要な費用となります。
そして最後の、「5.人探し調査の難易度」ですが、とても重要なポイントとなります。
人探し調査の難易度は、人探し調査の料金に大きく影響します。
人探し調査の難易度とは
最初に述べましたが、人探し調査には、家出をした家族を探したい、連絡が取れない昔の友人を探したい、などのそれぞれ見つけたい人の事情や人間関係が異なります。
そのため、同じ人探し調査でも、依頼者の事情によって調査の難易度が違います。
いくつか事例をあげて、人探し調査の難易度について解説します。
事例1:家出した息子を探したい
家出した息子さんの捜索を、ご両親から依頼されたケースです。 ご家族からの依頼でしたので、家出した息子さんの情報は沢山ありました。
- 家出した息子さんの人相
- 家出した時に息子さんが持っていた所持金
- 息子さんの人間関係(交際相手の有無)
- 息子さんと直接連絡を取る手段(携帯の電話やLINE)
事前に多くの情報がわかっているので、息子さんの足取りを追跡するのは難しくありません。
また、息子さんは、家出をする前に置き手紙を残していたことから、「探して欲しい家出」の可能性が高く、息子さんが見つかった際には、ご両親の元へ戻ってくる可能性が高いと思われます。
これらのことから、比較的に調査の難易度は低いと考えることができます。
事例2:一目惚れした女性を探したい
一目惚れした女性を探して欲しいという、一目惚れをした男性から依頼されたケースです。一目惚れした女性のことは、その女性と出会った場所はわかるが、その他の情報が一切不明。
- 一目惚れした相手と出会った場所
- 相手の容姿、出会った時の服装(写真は無し)
- 仕事帰りのようだった(曖昧な情報)
一目惚れという突発的な出来事で知り合った女性を探すのは大変難しく、事前の情報から探している女性を特定できるものがまったく無いことから、調査の難易度はかなり高いと考えることができます。
また、奇跡的に一目惚れした女性を見つけることができたとして、男性が女性とお付き合い出来るかは保証できません。
このように、人探し調査といっても、調査の内容は依頼者の事情によって大きく異なります。
また、事例2の難易度が高い調査を実際に行ったとしたら、探している相手の顔や容姿を明確に覚えているのは依頼者だけなので、調査員が「この人だ!」と思われる相手を見つけても、別人の可能性があります。
人探し調査の難易度が高いか低いかは、事前情報の有無と探している相手の顔や容姿の確認ができるかで判断することができます。
そして、事前情報が少なく、相手の顔を確認できない場合、調査に多くの時間を必要とします。
このことから、「人探し調査の難易度が高い」=「調査料金が高い」となります。
人探し調査の料金を安くする方法は無いのか?
人探し調査の料金相場が、10万円〜100万円というかなり範囲の広い相場になってしまう理由には、「人探し調査の難易度」が関係していたことがわかって頂けたと思います。では、人探し調査の料金を安くする方法は無いのか?そこが気になると思います。
人探し調査の料金を安くしたいなら、まずは情報収集から行ってください。
- 何故行方がわからなくなってしまったのかその原因
- 探している人の容姿や特徴
- 探している人の人間関係やここ最近の付き合いがある人の情報
- 最後に連絡が取れたのは何時なのか
可能な限り行方がわからなくなった人の情報を整理して、人探し調査を依頼する探偵に相談をしてください。
情報量が多く、情報の整合性が高いと、行方不明者を発見できる可能性は高くなり、ついでに料金も安くなる可能性があります。
まずは、人探し調査にどんな情報が必要なのか探偵に問い合わせをすることからはじめてみてはいかがでしょうか。