最近の興信所トラブルの傾向
所在調査編
当探偵社では、インターネットや電話を通じて探偵によるトラブル・被害の相談を受け付けています。
今回は、それらの情報をまじえ、探偵が関わるトラブルの最新動向についてレポートします。
所在調査で、新しいタイプの被害が増加
家出人、お世話になった人、失踪者……。
探偵があつかう調査の中では、浮気調査と並んで依頼の数が多い「所在・人探し調査」。
この所在調査で、以前からよく報告されているトラブルとしては、法外な調査料金、事前説明のない追加請求などが代表的なものでした。
しかし最近になって、新しいタイプの被害が急増しています。
今回は、そんなトラブル傾向について報告しようと思います。
最近になって急増してきたのは、分かりやすくいえば
「異常に安い料金で調査依頼を受け、まったくデタラメな報告をする探偵社」
のトラブル事例です。
実際のところは悪徳探偵社に直接聞かなければ分かりませんが、この詐欺ともいえる手口には、おそらく、以下のような(騙す側から見た)メリットがあると考えられます。
成功したように見せかけやすい
浮気調査と違い、所在調査は証拠写真がなくても成り立つ。適当な住所をでっちあげれば報告書が完成する。
不正が発覚しにくい
北海道の依頼者が九州の対象者を探す場合など、遠方の調査になればなるほどという確認がやりにくくなる。
捜査機関に被害を届けられにくい
1人あたりの被害額が比較的少ないため、騙されたと気付いても諦めてしまう被害者が多い。さて、当サイトでは
「お金をかけずに悪徳探偵社を見破る方法」
を数多く紹介してきましたが、残念ながら今回の手口ばかりは、完全無料で見破る方法が見当たりません。
多少の出費は辞さない、というのであれば見破る方法もあります。
住所がはっきりしている自分の知人などを対象者にして依頼すれば、ウソの報告をされても瞬時に見抜けますし、
という悪徳探偵社の言い逃れも通用しなくなります。
対象者にする知人は、電話帳に名前や住所を載せていない人であればベターでしょう(もちろん本人の許可は絶対に必須です)。
今回のケースに限ったことではありませんが、新しい悪徳手口の被害者が増加するたびに、真面目に調査をやっている大部分の探偵社も迷惑を受けています。
そんな声を聞くたびに、何とも腹立たしい気持ちになります。
いずれは逮捕者が出て、このデタラメ所在調査のブーム(?)も下火になるかもしれませんが、そんなニュースが全国のお茶の間に流れる前に何とか改善されてほしいところです。
※被害を受けても相談できない依頼者がいるため、必ずしも探偵被害の実態を100%反映したレポートではありません。ご了承ください。
※上記の記事は、Akai探偵事務所によって書かれています。