





探偵と一口に言っても、日本と海外では、その扱いはことなります。
日本では探偵は登録制ですが、海外では免許制を取っている国もあります。
国によって探偵の扱いが違い、海外で調査活動を行う場合、その国の規則に則った調査活動と資格が必要です。
もちろん、海外では法律も違います。
その国で定められた法律に違反したり、違法な手段を使った調査は行えません。
では、日本の探偵が海外で調査活動を行うとしたら、どのような方法を取っているのかというと、主に2つの方法が考えられます。
- 海外の現地で探偵資格を持つ業者に調査を委託する。
- 海外の現地に事務所を用意して、現地スタッフが調査を行う。
この2つの方法が、海外で調査を行うときに使われる方法です。
海外での調査を依頼される方の中には、日本で調査を行っているスタッフが、海外に出張して調査を行っていると思っている方もいらっしゃいますが、
その方法だと、調査を行う地域の法律や規制の違い、海外への渡航にかかるコスト、調査地域の言語が話せるスタッフの確保など、こうしたいくつかの問題があるため、現実的ではありません。
日本国内の探偵業に従事する者が、海外の探偵業の資格を取ろうとする場合もありますが、こちらはかなり少数です。
その理由として、海外の探偵業資格を取得するための条件がかなり厳しく、すぐに資格が取れるようなものでない場合がほとんどだからです。
たとえばアメリカでは、多くの州で探偵ライセンスの取得に数千時間に及ぶ実務経験や試験が必要とされるなど、簡単には取得できない制度になっています。
(出典:カリフォルニア州の探偵ライセンス取得要件)
日本の隣の国、韓国では探偵業者による違法な調査が横行して問題になっていると聞きます。
海外での調査依頼、探偵業の資格の取得には、その国の法律に遵守したやり方を知る必要があります。

